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建築デザイン



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Kawasaki (KANAGAWA)

昔ながらの里山に寄り添う暖炉のある園舎

この敷地は市街地の駅前でありながらも、昔ながらの里山を包含する極めて稀なロケーションである。一部施設群は配置されているものの直径800メートル程の山林が残されている。駅からペデストリアンデッキを渡り北に曲がると、突如景色は一変して目の前に当該敷地が現れる。里山への入口である。すぐ脇には里山の麓を守るかのようにお稲荷様が鎮座する。1対の巨大な神木に守られたこの場所は、地域のシンボルであり祭事なども行われる。
坂道の上には古民家があり、田畑や果樹林が長閑な風景をつくる。
このような貴重なロケーションで、保育所を計画するにあたり、まっさきに思いついたのは前述したように「里山の入口」というキーワードである。
里山の入口で、お稲荷さんがこれまで果たしてきた役割を、新たに保育所がそれに寄り添う形で、貴重な里山を有効活用し、様々な野外活動を通じて地域交流の場となるきっかけの場所=里山ゲートを目指したい。