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作品紹介

建築デザイン



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Funabashi (CHIBA)

屋外との繋がりを工夫したビル型園舎

この建物は、千葉県船橋本町に計画された鉄骨造3階建ての保育所である。駅に近く利便性の良い場所ということもあり、限られた敷地を最大限に有効利用するため各所に工夫を凝らしているた建物である。鉄骨造3階建ての耐火建築物だが、外観にはこども環境を考慮し、不燃木材を用いて木質化に努めている。木材に包み込まれた外観は、階段部分に三層分の縦格子を用いて大きな行燈のように街区に柔らかい印象を与え、各保育室とも階段室を介して前面道路と緩やかに繋がるつながる。
この建物の主な構成は保育室を優先させ1階に職員室、0,1歳児保育室、2階に3~5歳児保育室、3階に2歳児保育室と遊戯室、調理室を配置した。
各階保育室には階毎ごとに外部からの玄関を設けることで、屋外階段から出入し屋上にも下足でアクセスできるようになっている。各階の開放的な保育室には南側に直接繋がるつながる縁側やバルコニーを設けて、天候の良い日はそこで給食が食べられる半屋外の気持ちの良い場所となる。
屋上には、プール遊びや日向ぼっこができるように、可動テント付のデッキ広場、プランター菜園、太陽光発電パネルを設置している。屋外階段においても、はだしでも利用できるようにデッキ材を利用し、強い日射を遮るため南側に緑化ワイヤーを這わせ緑で包み込むように計画した。可能な限り屋外部分も取り込んで建物を隅々まで無駄なく保育スペースとして利用できるように計画している。